退院といっても完全に治ったわけではありません。痔核は手術で取り除かれましたが、手術の後の傷はまだ残っています。この傷を上手に、そして早く治すには次のことをよく守って下さい。 | |
肛門は便の通り道、どうしても汚れやすいところですが、汚れたままでは傷の治りによくありません。排便後は坐浴などでおしりを洗い、そして十分乾燥させておくことが大切です。 | |
便秘によるかたい便で傷がさけたり、下痢で傷が刺激されたり、どちらもよくありません。便通の調整に心掛けましょう。 | |
お腹に力を入れるような動きや、自転車に乗ること、長時間の同一姿勢は肛門に負担をかけることになります。しばらくはおしりにやさしく。 | |
手術の是非は、術後の管理で決まるほどです。指示はきちんと守って下さい。また、症状に応じてお薬が出されますので正しく使用して下さい。軟膏や座薬は、排便時の潤滑剤としての役割を果たしますから、夜に使うのも効果的です。 |