日本人の3人にひとりが患者であるといわれている病気が「痔」です。恥ずかしさや症状が軽いことで通院しない人もいると思われますので、実際の人数はもっと多いと予想されます。痔には大きく分けて「痔核」「裂肛」「痔ろう」がありますが、軽度の痔核や裂肛ならば手術せずに治療ができます。また、新しい治療法も開発され、手術の痛みも大幅に減少しています。女性だけの診察日を設けているところもありますので、恥ずかしがらずに、重症になる前に治療を受けることをおすすめします。 |
1973年群馬大学医学部卒業後、社会保険中央総合病院副院長、大腸肛門病センター長を経て2006年6月より岩垂純一診療所開設。 専門は大腸肛門疾患、とくに肛門病の診察。 著書に「肛門の腫れ、痛み、出血、痔」(日本放送出版協会)、「痔と上手につきあう本 健康ライブラリー」(講談社)、「これでスッキリ、痔の悩み 健康ライブラリー イラスト版」(講談社)、「痔のお医者さん」(保健同人社)、「もう痔で悩まない、かくさない 最新・痔の疾患の予防と治療」(木馬書館)など。 |